自宅で白髪染めをする前は、説明書の「箱の中に入っているもの」と「用意するもの」を見比べ、不足品をそろえてから始めます。 手袋やコームが付いているかどうかは製品で違うため、一般的な持ち物リストだけで準備を終えないことが大切です。
ここでは、市販の白髪用ヘアカラーのうち、酸化染毛剤を使う前の物と場所の準備を扱います。カラートリートメントや一時的な白髪隠しには、その製品の使い方を確認してください。

道具を並べる前に、使える条件と日程を確認する
酸化染毛剤は、染める2日前、48時間前に毎回パッチテストが必要です。以前ヘアカラーでかぶれたことがある人は使用せず、パッチテストで再挑戦しないでください。頭皮や体調など、ほかの使用できない条件も、箱と説明書で先に確認します。
物がそろったことと、その日に使えることは別です。必要な確認を済ませていないなら、今日染める前提で薬剤を混ぜず、予定を組み直します。日本ヘアカラー工業会の使用前の案内
説明書が見つからない場合は、準備物を想像で補う前に、商品に合う説明書の探し方で確認してください。
箱の中身を確認し、買い足す物だけを書き出す

次の表は、説明書を読むときの照合用です。すべての商品に同じ道具が必要という意味ではありません。
表は横にスクロールできます。
| 確認する物 | 箱で確かめること | 足りないとき |
|---|---|---|
| 使用説明書 | 商品名・形状が箱と一致するか | メーカーの正しい説明書を確認する |
| 手袋 | 付属しているか。どこに入っているか | 素手で始めず、説明書に合う物を用意する |
| コーム・ブラシ・トレイ | 付属の有無と、必要かどうか | 別商品の付属品で代用せず、指定を確認する |
| タオル・ケープ・敷物 | 自分で用意する欄に記載があるか | 汚れてもよい物をそろえる |
| 鏡・時計 | 作業する位置から見えるか | 使う場所に置いて、見え方を確かめる |
ウエラの準備案内でも、コーム・手袋・混合用トレイには製品による付属の違いが示されています。「前に買った箱には入っていた」ではなく、今回使う箱で確認しましょう。ウエラ「染める前の準備」
服・タオル・敷物は、汚れた後に替える手間も考える
汚れてもよい前開きの服に着替え、説明書に沿ってケープやタオルで衣服を覆います。かぶって脱ぐ服より、髪に触れずに脱ぎやすい物を先に選んでおくと、片付けの際にも慌てにくくなります。
薬剤が付くと落ちない材質もあるため、床や周囲は指定に沿って敷物などで保護します。タオルも「洗えば必ず戻る」と考えず、色が付いても困らない物を選びます。身支度と周囲の保護は、花王ブローネの使用前の案内でも確認できます。
油性クリームやヘアクリップなどは、使う部位・材質・必要性を説明書で確認する物です。家にある物を手当たり次第に追加しないでください。ラップや加温する道具も、ネットで見かけたという理由だけで使う準備には加えません。
場所を決めたら、混ぜる前に手の届く範囲を確認
換気ができ、鏡を無理な姿勢でのぞき込まずに済む場所を選びます。説明書、時計、ふき取りに使う物を、染め始めてから探し回らない位置へ置いておきます。
準備の最後は、次の順で見渡せば十分です。
- 使用上の注意と事前の確認を済ませたか。
- 箱の中身と別途必要な物がそろっているか。
- 衣服と周囲を保護し、鏡と時計が見えるか。
- すすぎや片付けに使う物も用意できているか。
髪の汚れや整髪料が気になる場合は、白髪染め前のシャンプーを判断する記事で別に確認できます。道具の準備を終えたら、塗り方は手元の説明書へ戻ってください。
不足品に気づいたら、そこで準備を止めてそろえます。染毛用の薬剤を混ぜるのは、説明書の指示に従って使用する直前です。箱を開けた勢いで混ぜず、まずは必要品の欄を一つずつ照合しておきましょう。