家庭用の白髪染めは、自分の判断で違う色や別の商品を混ぜないでください。 同じメーカーの茶色と黒を混ぜても、その中間の色に染まるとは限りません。
花王は、異なる色を混ぜると予想外の色になるおそれがあるとして、ブローネを単独で使うよう案内しています。「同じブランドだから大丈夫」とは考えず、使いたい商品の案内を確認します。花王のヘアカラー混色についての回答

「混ぜる」が指すものを、先に分ける
説明書には「混ぜて使う」と書かれているのに、混ぜてはいけないのか。その疑問は、何と何を混ぜるのかを分けると整理できます。
表は横にスクロールできます。
| 混ぜようとしている物 | 判断の仕方 |
|---|---|
| 製品の説明書で指定された1剤・2剤など | その製品の使用工程。組み合わせや量、手順を説明書どおりにする |
| 同じシリーズの異なる色 | 指定の工程とは別。中間色になると考えて自己判断で混ぜない |
| 違うメーカーや違うシリーズの薬剤 | 見た目や剤の番号が似ていても、流用して混ぜない |
| カラートリートメントと別の染毛製品 | それぞれ単独の使用案内を確認する。種類が違う物を足さない |
説明書の1剤・2剤は、その商品を使うために指定された組み合わせです。別の箱の薬剤を代わりに入れることや、違う色を足すことまで許可しているわけではありません。
残っている2剤があるから新しい商品の1剤と合わせよう、といった使い方も避けます。手元の薬剤がどの箱に入っていたか分からない場合は、名前を推測して使わず、メーカーへ確認してください。
二つの色番号の平均を取っても、仕上がりは決められない
絵の具なら、濃い色と薄い色を混ぜて調整する場面があります。しかし、ヘアカラーは色番号を足して二で割れば仕上がりが決まるものではありません。
ホーユーも、異なる色を混ぜても中間の色には染まらないと説明しています。複数の染料が反応して発色するため、染料の組み合わせが変わると、単純に二色の間の色にはならないという案内です。ホーユーの仕上がりについてのFAQ
「暗すぎるから明るい色を足す」「前回の残りと合わせればちょうどよい」といった調整には使わないようにします。箱の色番号を読む段階で迷っているなら、白髪染めの色番号と色見本の見方を先に確認できます。
希望の色に迷ったら、未開封の段階で選び直す

二色の間で迷う場合は、まずそのシリーズの色見本と、手元の髪の状態に関する案内を読みます。それでも判断しにくければ、メーカーへ次の情報を伝えると、どの商品についての相談かが明確になります。
- 正式な商品名と、候補にしている色名・色番号。
- 現在の髪色と、白髪が気になる場所。
- 以前に染めた商品や、おおよその時期。
- 混ぜたい理由。例えば「二色のどちらを選べばよいか迷う」と伝える。
相談の目的は、混ぜる比率を教わることではなく、単独で使う製品を選ぶことです。美容院で希望の色を相談する場合も、家庭用の薬剤を自分で配合してから持ち込む必要はありません。
別の商品で見た使い方を、手元の箱へ当てはめない
動画や口コミで混色の例を見ても、それだけで手元の商品に使える方法とは判断できません。美容師が業務用製品を扱う場面と、家庭用製品の説明書も分けて考えます。
カラートリートメントなら自由に混ぜられる、とも限りません。kulo(クロ)のFAQでは、他の染毛剤との混合を推奨していません。製品の種類が変わっても、該当商品の案内を確かめる手順は同じです。kulo(クロ)の製品FAQ
説明書が見当たらないときは、商品名から説明書を探す方法で確認できます。まずは二つの箱を開けずに、今回一つで使う商品を決めるところから進めましょう。